長寿 (賀寿)の お祝い を 贈る ときは

長寿 の お祝い である賀寿は、基本的に内輪のお祝いのため、家族や親戚、友人などが中心となってお祝いをするのが一般的です。

本人が感謝の気持ちを込めて親しい人を招く場合もありますが、主に子どもや孫が祝いの席を設けます。記念品を贈ったり、宴席での食事や歓談を通じてお祝いします。

お祝いされる方の誕生日か、その直後の休日など、家族や親戚が集まりやすい日を選んでお祝いの席を設けるとよいでしょう。

お祝いの品

還暦には魔よけの色とされる赤いちゃんちゃんこや頭巾などを贈りますが、最近では61歳ではまだまだ現役の方も多く、お年寄り扱いされて困惑するケースもありますので、どのようなものを贈るかは当人と相談してもよいでしょう。

今では70歳の古希から長寿のお祝いをすることが一般的です。古希や喜寿は紫、傘寿や米寿は金茶など、基調色にちなんだものを贈ることが習わしとされています。

あまりその点にはこだわらず、セーターや部屋着など普段身につけるものや、旅行券、観劇券など、本人の趣味にあわせてお祝いの品を贈るのもよいでしょう。

なお、目上の方に現金を送るのは失礼にあたるので控えましょう。

贈る時期
お祝いの祝宴の日または誕生日当日まで。

予算の目安
子どもが贈るときは2万円~3万円程度。
親戚なら5千円~1万円程度。
年配の方は物を見る目も肥えていますので、
予算の範囲内でできるだけ上質なものを選ぶようにします。

祝儀袋・かけ紙
水引きは赤白の蝶結び。のしを付けます。

表書き

  • 「祝還暦」「祝古希」
    ・・・祝の字の下に賀寿の名称をつける表書きが一般的です。
  • 「喜寿御祝」「傘寿御祝」
    ・・・御祝の上に賀寿の名称をつける書き方もあります。
  • 「祝御長寿」「寿福」(じゅふく)
    ・・・どの長寿祝いにも使える表書きです。

お返しについて
基本的に必要ありませんが、内祝いとして袱紗や花器などの記念品を贈ることがあります。

長寿のお祝いの名称と由来一覧

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