風呂敷は、贈り物を持参するときの包みとして用います。風呂敷を用意できない時や、フランクな付き合いの相手であれば、紙袋でも構いません。しかし、風呂敷を用いるのが本来のあり方ですので、上手に使いこなせるようにしておきたいものです。
風呂敷は柄や色も豊富で、場面に応じて使い分けることができます。使わないときは小さく折りたたんでバッグなどにしまえるので、保管や持ち運びにも便利です。
最近はカジュアルに使えるデザインも増えていますので、お気に入りの風呂敷に包んで、贈り物を楽しく演出すると一層相手に喜んでもらえると思います。
一般に、慶事には赤や朱色などの明るい色を、弔事には黒やグレーが用いられます。
紫色の風呂敷は慶弔どちらでも使えるので便利です。
風呂敷はチリよけの意味もあり、風呂敷に包んだものをテーブルなどの上に置くのはマナー違反となりますので気をつけましょう。
贈り物を渡す際は必ず風呂敷から出して渡すようにします。
風呂敷の包み方には以下のようなものがあります。
- 正式な包み方「平包み」
あらたまった贈り物の際には、結び目を作らない包み方をします。 - 略式の包み方「お使い包み」
一般的な贈り物には、結び目を作る包み方をします。
その他以下のような包み方もあります。
- ビン包み
瓶の上で二つの角を結び、残った角を交差させて正面で結ぶ包み方。 - 丸包み
スイカなどを置き、2つの隣り合う角を結び、片方の結び目にもう一方の結び目をくぐらせ取っ手にしてもつ方法。