コンタクトレンズ の 処方 のための 検査 は、はじめに眼の状態について調べます。何か病気はないか、コンタクトレンズの使用に適しているかをチェックした上で、処方のための検査に入ります。
まず屈折検査というものを行ない、近視、遠視、乱視のどの状態にあるのか、その程度はどの位なのかを確かめます。
それから、視力検査を行ないます。場合によっては特殊検査として角膜の形状を計測することもあります。
次に涙の量を検査します。これは、ドライアイかどうかを見るためのもので、もしドライアイに該当する場合は、目の充血や痛みを起こす可能性があり、別途対策が必要となるからです。
角膜 の一番内側にある 角膜内皮細胞 という非常に重要な細胞がありますが、この状態についても調べます。角膜内皮細胞の状態が悪いと、コンタクトレンズの使用ができない場合もあります。
続いて、黒目の形態に合ったテスト用コンタクトレンズを目に入れ、レンズの位置や動きをチェックします。
視力検査も行ない、それらの結果からコンタクトレンズのカーブの状態やサイズ、度数を決めていきます。
その他患者さんの目の状態によって特殊な検査が行われる場合もあります。
また1回だけでなく複数回検査を行う場合もありますが、目の状態に合ったコンタクトレンズを決めるための大切な検査ですので、最後まできちんと受けるようにしてください。