コンタクトレンズの装用を原因とする酸素不足が角膜(黒目)に起こってしまうと、最初に結膜(白目)部分の血管が拡張し、角膜に血液と酸素を送ろうとします。
これが目の充血です。
目の充血状態になっても酸素が足りない場合、角膜の上皮は「浮腫」状態(痛みを伴わない形で腫れる状態)となります。
このような酸欠状態がひどくなると、角膜びらん(上皮の一部が割れてしまった状態)や、角膜の中にまで血管が侵入していき、角膜内皮細胞にも障害が起こり始めます。
角膜内皮細胞内にまで障害が及んだ場合は、もうコンタクトレンズを使用することはできません。