贈り物は、相手に喜んで欲しいという気持ちを表したものです。しかし、贈る品選びを間違えると、全く逆の意味に捉えられたり、常識が無い、なんて勘ぐられたりしてしまいます。
ですので、贈り物を選ぶときにも、縁起やタブー事項を確認しておくことはとても大切です。
まず、古来より縁起が悪いとされるものや語呂の悪いものは、一般常識として避けるようにしましょう。
以下代表的なものを挙げてみますので、いざという時のために、頭の片隅に置いておいてもらえればと思います。
●刃物
(縁を)「切る」の意味を連想させます。結婚祝いなどにはNGです。
●櫛
「苦」や「死」を連想させるものと言われています。歯が欠けることもあるので、贈り物には避けられます。
●白いハンカチ
別れを連想させます(ハンカチ=手巾(てぎれ))。弔事でご遺体に白い布をかぶせることからも、お祝いには避けられます。
●ライター
火事を連想させるので、新築祝いや 開業祝いなどにはNGです。
●鉢植え
根付く(寝付く)を連想させますので、病気のお見舞いにはNG。
それ以外では特に問題ありません。
●シクラメン
「死」や「苦」を連想させます。
●菊
葬儀を連想させます。
●椿
花が首から落ちるため、縁起が悪いとされます。
●あじさい
「色あせる」という意味を連想させます。
●切花の本数
縁起の悪いとされる四、九、十三は避けましょう。数の作法についてはこちら。
●履物・靴下
「踏みつける」を連想させます。特に目上の方にはNGです。
以上、主なものを挙げてみました。
あまり神経質になってもよくありませんが、上記を一通り抑えておくと、失礼な贈り物をしてしまうことは避けることができますので、ぜひ参考にしてみてください。