5月5日の「こどもの日」は、端午の節句とも呼ばれ、こどもの健やかな成長と幸せを願う日として国民の祝日となっています。
祝日法には、
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
という趣旨が掲げられています。
端午の節句は男の子の祝い事の日として、3月3日の桃の節句と同様伝統的にこどもの成長を祈る日でした。
男の子のいる家庭では、鯉のぼりを立て、鎧や兜などの五月人形を飾ります。
鯉のぼりは中国の「鯉はこうが蒸留、龍門の急流を登れば、龍になって天に昇る」という伝説に由来し、立身出世のシンボルとされてきました。
五月人形は、かつて武士の家では鎧や兜などの甲冑類を外に干す習慣があり、後にこれらを家の中に飾るようになったことが由来とされています。
五月人形は春分の日から4月中旬辺りまでに飾り付けて、5月5日が過ぎたら早めにしまうようにしましょう。