水引き (みずひき)は、贈り物の上包みを結び止めるもので、古代の神事の供え物を束ねる紐に由来しています。
水引で包まれた贈り物は、不浄なものではないという意味も込められています。
細い赤い色の帯状の紙が使われていたものが、現在の「こより(紙縒り)」へと変化しました。
【結び方】
●蝶結び
結び目が簡単にほどけて何度も結び直せるので、繰り返して欲しいお祝い事に用います。
●結び切り
結び目が固くほどけないので、繰り返さないことを願う結婚 お見舞い 弔事全般に使われます。
結び切りの変形として、あわじ結びもよく用いられます。紐が複雑に結び合い容易にほどけないので、末永いお付き合いをという意味が込められており、慶事・弔事の両方に用いられます。
また、現在では結び切りの「切り」を嫌って、婚礼 用に 輪結び を用いたり、目尻の小じわを表しそれができるまで添い遂げるという意味の老いの波 といった変形型もあります。